先日のブログで、米国議会がプライベートエクイティファンドに対する増税案を検討しているという話や、バブル感のあったレバレッジド・ファイナンス市場が減速気味であり、LBOブームの終焉を懸念する声が聞かれるようになっている、という話を書きました。 そんな中、LBOファンド各社が以前から噂されていた通りにIPOを実行していくのかが注目されていましたが、WSJの速報(米国時間7月3日夕方)によると、Blackstoneと並ぶ業界最大手のKKRも、IPOのファイリングを行ったようです。 詳しいことは機会があればまた書きますが、案件規模は$1.25bn(約1,500億円)であり、NYSEに「KKR」のティッカーコードで上場予定のようです。また、パートナーが多額のキャッシュを手に入れたことで話題となったBlackstoneの案件と異なり、KKRのオーナーは一切売り出しを行わない(よってキャッシュアウトをし