去る10月に開催された京都SFフェスティバルの合宿企画として、第三回本格ライトノベル大賞の選考座談会を行ないました。 五時間に渡る討議の結果、第三回本格ライトノベル大賞受賞作は鳳乃一真先生の『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』に決定いたしました。 京フェスサイト及びTwitterではすでに告知させていただきましたが、この度各作品へのコメントとともに改めてご報告いたします。 また、10月26日付の読売新聞・関西版「サブカル列島 Zipang異聞」にて、ライトノベル特集の一環として、本格ライトノベル大賞についての取材記事が掲載されました。重ねてご報告いたします。読売新聞様、ありがとうございました。 以下、各作品へのコメントになります。 鳳乃一真『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』 ライトノベルはこれまでさまざまなジャンルやメディアの想像力を取り込み、自らの表現力を豊かにしてきた。それゆえ、現在のライトノベルの表現的特