【ロンドン=木村正人】英中央銀行のイングランド銀行(BOE)は5日の金融政策委員会で主要政策金利を0・5%引き下げ、年1%とすることを決めた。即日実施した。利下げは5カ月連続で、1694年のBOE創設以来の最低金利を更新した。大幅な金融緩和で景気後退入りした経済を下支えする狙いがある。一方、欧州中央銀行(ECB)は同日、主要政策金利を2%に据え置いた。 英国消費者物価指数は3・1%で推移している。BOEは今後、一段の利下げはインフレを引き起こす恐れがあるとして、しばらくは利下げの効果を見守るとの見方が出ている。 BOEは銀行間市場での資金調達の円滑化に向けて昨年4月以降、銀行や住宅金融組合に総額1850億ポンド(約24兆2700億円)を貸し出したほか、500億ポンド(約6兆5600億円)を上限に社債などの買い取り策も実施したが、貸し渋りは解消されていない。 関連記事英国の政策金利、31
自民党最大派閥の町村派は5日午後の総会で、3人の代表世話人による集団指導体制をやめ、(1)同派会長に町村信孝前官房長官が復帰する(2)町村氏とともに代表世話人だった中川秀直元幹事長、谷川秀善参院議員は続投する-ことを決めた。同派最高顧問の森喜朗元首相の提案で、麻生太郎首相の政権運営を批判してきた中川氏を町村会長の下に位置づけ「降格」し、派閥運営の中枢から遠ざける人事だ。首相を支える姿勢を明確にするねらいもある。だが派内にはしこりが残り、中川氏が再び首相批判をすれば、分裂も含めお家騒動が再燃する可能性もある。(加納宏幸、大谷次郎) 関連記事町村派、中川秀直氏外しへ 町村氏が会…「完全に反乱」森ついに“中川秀切り”…記事本文の続き■怒号の2時間 中川氏の降格人事は、かつては蜜月関係にあった森、中川両氏の対決の帰結だった。いつもは1時間弱で終わる町村派総会だが、5日は、中堅・若手から人事への異
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