また省電力化が求められる昨今、各社共通して打ち出しているのが、AC-DC変換効率の改善である。2008年上半期の段階で変換効率90%越えをうたっている統合サーバベンダーはIBMのみであったが、ここにきて日立、デル、NEC、そして(Nehalem搭載サーバはまだ発表していないが)HPなども「変換効率90%」に到達してきた。米国EPRIによる「80 PLUS」も指標として注目を集めるだろう。 コモディティのなかで図られる差別化 「IA」である以上、ブレードサーバという製品に似通った部分が出るのは止むを得ない。だが同時に、各社とも差別化に努めている。 例えばHDDだけでなく、ホットスワッパブルなSSDを搭載可能という点で独自色を出すのはIBM Bladecenter HS22だ。パフォーマンスと省電力を追求したSSDの実装により、ITインフラ用とだけでなくHPCクラスタ用途も視野に入れた市場展開
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