メキシコで医療用の放射性物質が奪われ、その後、捨てられているのが見つかった事件で、事件に関わった疑いがあるとして拘束された6人の男が被ばくしたおそれがあるとして病院で検査や手当てを受けています。 メキシコの首都、メキシコシティーの近郊で、今月2日、医療用の放射性物質、「コバルト60」が銃を持った男たちにトラックごと奪われ、その後、60キロ余り離れた町で専用の密封容器から取り出された状態で見つかりました。地元の保健当局によりますと、5日夜から6日未明にかけて事件に関わった疑いがある16歳から38歳までの男、合わせて6人が被ばくしたおそれがあるとして、警察に伴われて病院を訪れ、検査を受けました。 このうち1人が頭痛や吐き気などの症状を訴え、手当てを受けましたが、命に別状はないということです。 捜査当局によりますと、トラックの運転手の目撃証言などから6人を拘束したということで、捜査当局は検査や手