書店に置かれる本は、常に1タイトルのみ。販売期間は、1タイトルあたり一週間が基本。期間中に著者や編集者を招き、その本にまつわるイベントや展示を行うなどし、徹底的に一冊を売ることを目指すという「一冊だけを売る本屋」が2015年に銀座の地に誕生した。その名は、「森岡書店 銀座店」。コンセプトやブランディングの新しさに加え、書店の存在意義をビジュアル化したブランドロゴデザインなどが評価され、2016年度グッドデザイン賞のベスト100に選出された。同書店の立ち上げにいたるアイデアの源や開発の思考プロセスとは、いかなるものだろうか。「森岡書店銀座店」オーナーの森岡督行さんと、ブランディングディレクションとアートディレクションを担当したTakramの渡邉康太郎さんに、開店までの経緯や今後の展望などお話をうかがった。 アイデアの源は、しまわれた記憶の中に -2015年5月5日、銀座一丁目に建つビルの一室
![“一冊の本だけを売る本屋”という斬新なアイデアの源-森岡督行×渡邉康太郎(1) - デザイン情報サイト[JDN]](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/df3f62c8b7e6bfefbe526cde86d0da52a2441c26/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.japandesign.ne.jp%2Fwp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F12%2F696A2183-1.jpg)