2016年7月10日投開票の参議院議員選挙。東京都内に住む記者は、その期日前投票に赴いたが、「選挙権はあるのですが、投票できません」と言われた。投票はできなかった。 自治体の選挙管理委員会から「投票所入場整理券」は届いたので、最初はわけがわからなかった。記者は20代後半で、これまで選挙の投票は欠かさずしてきたが、こんなことは初めてだ。何故なのか。記者の実体験からわかったこととは...。 入場整理券は届いていたのに... 今回の参院選では、期日前投票者数が1300万人を超えて過去最多となった。記者もその一人で、投票日は仕事があるため、7月9日、期日前投票所のある市庁舎に赴いた。 宣誓書に氏名、生年月日など必要事項を記載し、係員に渡す。係員は本人確認のためにデータベースを検索しようとパソコンを操作し始めたところで異変が起きた。別の係員が駆けつけ、相談を始めた。困っている様子だ。 駆けつけた係員