スポーツ界でのAI(人工知能)の活用は、世界最大級のスポーツ産業関連のカンファレンス「MIT Sloan Sports Analytics Conference(SSAC) 」で、ここ数年、主要テーマの1つとなっている。 3月1~2日に開催された今年(2019年)のカンファレンスでは、AIの活用の広がりがより明確になった。ここでの「広がり」には、2つの意味がある。1つはAIを適用する分野の広がり。もう1つは対象ユーザーの広がり。プロなどトップアスリートだけでなく学生、つまりアマチュアに向けたソリューションが増えたことである。 前者に関しては、これまでも多かったカメラ映像から選手の動きなどをトラッキングしてデータを取得するAI以外に、チケットのダイナミックプライシングにAIを適用したり、選手に関するデータを基にAIを使ってチーム関係者に最適なトレードをオファーするソリューションなどが紹介され
![スポーツ界でも「AI民主化」へ、1台の市販カメラ映像でプレー分析](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/169dcbf7bd48cbfdc9bc0fcac6dbd21b0b38c585/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fatcl%2Fnxt%2Fevent%2F18%2F00049%2F00003%2Ftopm.jpg%3F20220512)