たぶん、あなたの実家のお寺の状況からすると、兼業でやることになるのかと思います。頑張って専業を維持したければ、相応の努力が要るでしょう。しかし、専業でやるにせよ、兼業でやるにせよ、これから家族も持つなら教育費などもかかりますし、霞を食べて生きるわけにはいきませんので、生計をなんとか自分の努力で成り立たせようというのは、いい心がけだと思います。その苦労から学ぶこともたくさんあります。 ただ、ひとつ忘れて欲しくないのは、お坊さんになるということは、隅々まで経済原理に覆われた世俗の価値観とは別の価値観で生きることだということです。兼業だから、法衣を着てお経を読んでいる間は仕事中なのでお坊さんとして振る舞うけど、お寺とは別の所で稼いだお金は自分の好きなように使えばいい、ということにはなりません。お坊さんである限り、周りの人は一挙手一投足、その人の生き方全体を見ます。法衣を着ているときにどんなにいい