日経ビジネス3月29日号に、改正貸金業法の「副作用」が解説されているが、事態はもっと深刻になりそうだ。 時間外ATM利用料は安くなるが...お金を下ろせなくなる!? 改正貸金業法 金融庁と全銀協は31日、改正貸金業法適用後の銀行ATM利用方針を発表した。新方針によると、6月以降のATMからの引き落としは銀行営業時間中のみとされ、それ以外の時間帯は引き落としではなく「翌営業日までの融資」と判断されることになった。利用者の口座から残高が引かれるのは翌営業日朝だから、という理由である。 これにより、時間外のATM利用手数料は大幅に下がることが期待される。例えば月曜日の午後5時に1万円を引き落とす場合、従来なら100円ないしは200円の手数料を払う必要があったが、6月以降は「翌朝9時返済の融資」と扱われる。年利12%の場合、発生する利息は一日あたり3.33円なので新手数料は消費税を含めた5円とする