ベストセラーとなった新書「日本会議の研究」で名誉を傷つけられたとして、書籍に登場する男性が出版元の扶桑社に販売差し止めなどを求めて申し立てた仮処分で、東京地裁(関述之裁判長)は6日、真実でない部分があり、損害も著しいとして、差し止めを命じる決定をした。ベストセラー書籍の販売差し止めを認めるのは異例という。「日本会議の研究」は昨年出版。保守系団体の日本会議の成り立ちなどを特定の宗教団体との関係を
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憲法改正運動を進める「日本会議」の成り立ちなどを書いた書籍「日本会議の研究」(扶桑社)の記述で名誉を傷つけられたとして、宗教団体「生長の家」元幹部の男性が販売差し止めなどを求めた仮処分の申し立てで、東京地裁(関述之〈のぶゆき〉裁判長)は6日、同社に販売差し止めなどを命じる決定を出した。男性の代理人弁護士が明らかにした。 同書は菅野完(すがのたもつ)氏が取材・執筆し、昨年5月に出版。男性側は、男性が学生運動をしていた当時の活動などについて書かれた6カ所について、真実ではなく、男性の社会的評価を低下させた、と申し立てた。 決定は、このうち1カ所について、「裏付ける客観的な資料が存在しない。著者は男性に取材をしておらず、真実でない可能性が高い」と判断。この部分を削除しない限り販売しないよう扶桑社に命じた。 同社は「当社の主張がほぼ認められたが、一部削除を求められたことは誠に遺憾」とする談話を出し
すかいらーくなど外食1号店が誕生した1970年。外食元年と呼ばれたその年に日米の巨大企業の合弁会社として産声を上げた日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)。創業時のメンバーとして大日本印刷から転職し、大失敗を喫した1号店の店長を務め、後に3代目社長となったのが大河原毅氏だった。クリスマスにチキンを食べる習慣を日本に根付かせたアイデアマン。国産鶏にこだわり続けた頑固な一面も併せ持つ。 ケンタッキーの店舗が100店にいくかいかないかの73年12月のころです。東京・青山の店舗近くのミッション系幼稚園からこんな相談を受けました。「(小柄な)尼さんばかりなのでクリスマス会のサンタクロース役がいません。フライドチキンを買うのでサンタに扮装(ふんそう)してくれませんか」 お安い御用です。会場に入って「メリークリスマス!」。幼稚園児は大喜び。慣れない踊りも場を盛り上げました。次第にいろいろな学校から
記者になって北陸の支局に配属され、最初の担当は事件・事故だった。いわゆる「サツ回り」である。そのころ、死刑が確定した人が再審で無罪となったというニュースが流れ「ひどい事件だなあ」と同期の記者と話していると、長く警察を担当してきた他社の先輩記者に言われた。「死刑といっても2種類あるんだぞ。これはどっちか、よく考えてみろ」 将棋の三浦弘行九段が対局中に将棋ソフトを使ったと疑いをかけられた問題は、第三者調査委員会によって「証拠がない」と判断された。その報道に接して、あの先輩の言葉を思い出した。無罪だとすれば、これはどんな類型に属するのか。 ▽一審は「灰色有罪」 ここであえて「無罪」という言葉を使うのは、事態が刑事裁判類似の構造を持つからだ。疑惑を指摘した棋士らは検察官、三浦九段を2カ月間の出場停止処分とした日本将棋連盟は一審の裁判所とみることができる。一審の判断は「灰色有罪」だった。そんな言葉は
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