東京医科大(東京都新宿区)の医学部医学科の一般入試で、女子受験生の点数を一律に減点するなどして合格者数を3割程度に抑制していたことが2日、同大関係者への取材で分かった。同大出身の女性医師が結婚や出産で離職し、系列病院の医師が不足する恐れを考慮した措置だったという。平成23年以降、募集要項などで受験生に説明のないまま行われていた。 同大の入試は主にマークシート方式の1次試験と、面接や小論文などが課される2次試験があり、それぞれ通過者を決定する。大学関係者によると、毎年の入試で1次試験段階で女子受験生の点数を一定割合で一律に減点していたという。 最終的な女子の合格者数を3割程度に抑え、男子が女子を上回るようにしていた。こうした措置は以前からあったというが、平成22年に女子合格者の割合が一時的に増えたため、23年以降は徹底していたという。 ある大学関係者は「女性医師は出産や子育てで離職することが
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