セリーナ・ウィリアムズ選手はこれまでずっと、ミソジニー(女性嫌い)と人種差別の被害を受けてきた。だからと言って、問題行動が制裁されずに済むわけではない(文中敬称略)。 ウィリアムズは、大坂なおみに負けた全米オープン女子シングルス決勝戦で、3つの規則違反を問われて合計1万7000ドル(約189万円)の罰金を科された。確かに、ウィリアムズが積み上げてきた賞金総額に比べれば微々たるものだ。しかしそれでも、テニスという文脈では、大きな意味をもつ。 カルロス・ラモス主審を「うそつき」や「泥棒」と呼び暴言を吐いたとしてゲーム・ペナルティーを取られたことで、ウィリアムズは主審を性差別的だと非難した。その時点でこの話がしばらくは、ニュースの大きな話題になることは必至だった。さらにその後、テニス界トップレベルの幹部2人がウィリアムズの主張を支持し、審判を真正面から責めたことで、問題はさらに拡大した。 女子テ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く