そのなかのひとつがキム・オンス『野獣の血』。釜山の片隅・クアムという港町の裏社会を舞台にした小説です。2023年1月に日本でも公開された同名の韓国ノワール映画の原作ですので、ご存じのかたも多いかと思います。 今作は720ページの巨躯を持つ長編。おそらく扶桑社史上最厚です。しかしご安心を。一度読み始めるとぐいぐい引き込まれ、いつのまにか「このまま終わらないでほしい」と感じるようになること必至の、独特の作品世界がひろがる魅力たっぷりの小説です。
“夫のちんぽが入らない”衝撃の私小説――彼女の生きてきたその道が物語になる。 2014年5月に開催された「文学フリマ」では、同人誌『なし水』を求める人々が異例の大行列を成し、同書は即完売。その中に収録され、大反響を呼んだのが主婦こだまの自伝『夫のちんぽが入らない』だ。 同じ大学に通う自由奔放な青年と交際を始めた18歳の「私」(こだま)。初めて体を重ねようとしたある夜、事件は起きた。彼の性器が全く入らなかったのだ。その後も二人は「入らない」一方で精神的な結びつきを強くしていき、結婚。しかし「いつか入る」という願いは叶わぬまま、「私」はさらなる悲劇の渦に飲み込まれていく……。 交際してから約20年、「入らない」女性がこれまでの自分と向き合い、ドライかつユーモア溢れる筆致で綴った“愛と堕落”の半生。“衝撃の実話”が大幅加筆修正のうえ、完全版としてついに書籍化! 試し読み
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