6月に施行されたLGBTなど性的少数者への理解増進法を巡っては、保守派、LGBT活動家、双方から批判される状況が続いている。市井の性的少数者はどう考えているのか。東京・新宿2丁目のある晩、男性の同性愛者らと杯を交わしながら聞いてみた。 《新宿三丁目駅近くの居酒屋で開かれた同性愛者を含む「異業種懇親会」。記者のテーブルは「いなり王子」として、いなり寿司の普及活動を行う一般社団法人「全日本いなり寿司協会」理事で坂梨カズ氏(57)、新宿2丁目でよく遊ぶという松嶋圭氏(43)が相席。X(旧ツイッター)のフォロワー数が少なくなく、ともに「おかま」を名乗る。ビールで乾杯》 いなり王子「昔はヤンキーにゲイやレズ、バイが多かったね。私はオープンにしているけど、私の世代は公表しない人が多い。普通に結婚して家庭を持って、それで夜になればゲイの恋人と会うみたいな‥。というか、そもそも誰も苦しんでいない。いつの間
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