ブックマーク / farsite.hatenablog.com (3)

  • ジュラシック・ワールド: 戸田奈津子氏は誤訳をしたのか? - farsite / 圏外日誌

    なんだかもやもやしている。たいへん面白かった映画『ジュラシック・ワールド』で、字幕翻訳の戸田奈津子氏が「また誤訳をした!」というツイートが、何件かRTされてきた。言われているのはクライマックスの「歯が足りない」という字幕だ。 これ、誤訳なんだろうか? このシーンをきちんと考えると、むしろこれがベストの翻訳だと思えるのだ。Webでは戸田氏のつくられたイメージが強すぎて、誤訳でないものまで誤訳だと思われている節がある。ここ数年の彼女の翻訳は、かつてのものとは様変わりしているのに。 以下、シーンの詳細を描くので一部ネタバレです。 場面背景と誤訳の指摘 問題の箇所はクライマックスシーンにある。 ヒロインと子供たちが凶悪な新種の恐竜に追いつめられる。パークの建物に身を隠したところで、子供はこう言う。 "We Need more teeth"*1 それを聴き、ヒロインは起死回生の策をひらめき、ある恐竜

    ジュラシック・ワールド: 戸田奈津子氏は誤訳をしたのか? - farsite / 圏外日誌
    okemos
    okemos 2015/08/30
  • 『コングレス 未来学会議』 / 『泰平ヨンの未来学会議』: 自由意志とはなにか - farsite / 圏外日誌

    『コングレス 未来学会議』は、原作の『泰平ヨンの未来学会議』を驚くほど忠実に映画化している。主人公は独り者の宇宙飛行士、泰平氏から、女優ロビン・ライト(人役!)に変えられているし、ほぼ全編アニメーションになっているけれど、レムの描いた世界のニュアンス、そしてテーマをきっちり拾ってる。その結末は原作とはある意味正反対だけれど、その軸となっている部分がブレてないから、物語はとりとめもない展開なのに、すごく腑に落ちるのだ。その軸ってのは、たぶんすごく根源的な、「自由意志とはなにか」みたいなものだと思う。 自分がじぶんでいられない世界 原作は、いま読み返すと『マトリックス』や『インセプション』の原点(のひとつ)みたいな物語だ。コンピューターやバーチャルリアリティーが普及する前の小説だから、向精神薬の複雑な効果によって、現実を上書きする虚構世界を表現している。ドラッグを吸ってしまった泰平氏は、意志

    『コングレス 未来学会議』 / 『泰平ヨンの未来学会議』: 自由意志とはなにか - farsite / 圏外日誌
    okemos
    okemos 2015/07/20
    観に行きたいと思っているのに、まだ観に行けてない。 #sfjpn
  • マッドマックス 怒りのデスロード:一度でも精神を患ったことがあるなら、もう一度見るべき映画 - farsite / 圏外日誌

    『マッドマックス 怒りのデスロード』はいろいろ驚きのある映画だったけれど、一番驚いたのは、女性の解放という物語の骨格でなく、主人公マックスのキャラクターだった。メル・ギブソン版マックスのマッドは「怒りでなにをしでかすかわからない」ぐらいの意味だったけれど、今回のトム・ハーディ版マックスは違う。文字通り、「臨床的に気が狂ってる」マックスだ。彼は精神病患者なのだ。 マックスはどう狂っているのか 前評判では「喋らない」「目立たない」「主役はフュリオサ」と言われていたマックス。ところが実際映画が始まってみると、ウォーボーイズにあっさり捕まる彼の行動や表情は、「寡黙なヒーロー」と言うにはどこか違っていた。 ゲージに入れられたマックスの心ここにあらずという表情。敵車のフロントに縛り付けて命の危機にあるのに「俺のクルマ!」と叫ぶ執着心。口枷を外そうとコリコリコリコリとヤスリを削る反復運動。トム・ハーディ

    マッドマックス 怒りのデスロード:一度でも精神を患ったことがあるなら、もう一度見るべき映画 - farsite / 圏外日誌
    okemos
    okemos 2015/07/14
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