《若手記者・スタンフォード留学記14》ヒロシマ、ナガサキは本当に必要だったのか? 米国で再燃する『原爆』論議(1) - 08/11/19 | 16:40 最近、日本では前航空幕僚長の論文が話題になっているようですが、米国ではここ数年、ヒロシマ、ナガサキの原爆に関する議論が静かに盛り上がっています。 私の過去1年のスタンフォード生活においても、原爆の話は授業で2回取り上げられましたし、原爆がらみのセミナーもしばしば開かれています。さらに、最新号の「フォーリン・アフェアーズ」の書評欄には、原爆関連の本が3冊も紹介されています。 今になって、なぜ改めて、原爆がスポットライトを浴びているのでしょうか?それは、新たな資料や解釈によって、これまでの常識がくつがえされているからです。 日本でもそうですが、アメリカで原爆の話をすると必ず聞かされるのが次の解釈です。 「原爆が落とされていなければ、日