gRPCの概要 Googleによって開発され、オープンソース化された通信技術である「gRPC」は、マイクロサービスアーキテクチャにおけるサービス間の通信手段としてはもとより、モバイルアプリがサービスにアクセスするためのインタフェースとしても注目されています。現在ではLinux Foundation傘下のCloud Native Computing Foundation(CNCF)のもとで開発されています。 本連載では、gRPCについて、さまざまなプログラミング言語によるアプリケーションの実装を通じて、技術的な仕様や開発手法を紹介していきます。 RPCとは? gRPCは、RPCという通信プロトコルです。RPCとはRemote Procedure Callの略で、日本語にすると「遠隔手続き呼び出し」となります。RPCは、他の多くのプロトコルと同様にクライアント/サーバ型のモデルを採用しています