はじめに 前回の記事では、Spring AMQPとRabbitMQを利用した簡単なメッセージ送受信を行いました。今回は一歩進んで主に受信側の実装として必要となるメッセージリスナーを、前回に引き続きSpring AMQPを利用して実装を行います。メッセージリスナーを実装することで、RabbitMQを利用する場合のメリットでもある非同期なシステムの実装が可能です。また、実際にRabbitMQとSpring AMQPを利用したアプリケーションを本番環境で稼働させる場合に必要となる、冗長構成におけるポイントも紹介します。 対象読者 RabbitMQを利用したJavaアプリケーションの開発を行いたいと考えている人。 非同期なメッセージリスナを実装する SpringAMQPには非同期にメッセージを処理するため、SimpleMessageListnerContainerというコンポーネントが用意されてい