中国から日本を訪れる観光客が急増していることを受けて、中国の格安航空会社が、愛知県の中部空港と中国の都市を結ぶ新たな路線を就航させるなど、夏の旅行シーズンに向けて新規路線の開設が相次いでいます。 国土交通省によりますと、中国の航空会社が運航する日本との間の定期便は、この3か月間で1週間当たりの便数がおよそ100便増加し、現在650便ほどになっているということです。夏の旅行シーズンに向けて、ことし8月には、春秋航空と上海に本社を置く吉祥航空が、羽田空港の深夜早朝の発着枠を利用して、羽田空港と上海を結ぶ便を就航させる予定で、日本への観光客の急増を受けて、日本と中国各地を結ぶ路線はさらに拡大する見込みです。 春秋航空の広報担当者は「私たちも驚くほど、日本への観光客が増え続けているので、日本各地と中国を結ぶ路線をどんどん開設したい」と話していました。