15兆円規模にものぼる補正予算の審議がヤマ場を迎えるなか、その内訳について、野党から批判の声があがっている。特に問題視されたのが、117億円の予算が付けられている「国立メディア芸術総合センター(仮称)」なる施設。お台場が有力な建設予定地とされているのだが、「アキバ文化」に詳しいジャーナリストからは、「秋葉原や『アニメのまち』杉並区などを無視する形のうえ、いきなり『ハコモノ』を作っても上手くいかないのでは」と、疑問の声があがっている。 1つの場所で、あらゆるメディアに触れられる施設? 鳩山氏は2009年4月28日の衆院本会議で代表質問に立ち、補正予算について 「官僚に頼り切りの麻生総理は、現在の予算に潜む税金の無駄遣いには手を付ける意志もありません。補正の規模は10兆円とうかがっていましたが、翌日には15兆」 などと「どんぶり勘定」ぶりを批判、その一例として、 「例えば、アニメの殿堂。総理の