BBCによると北部スペインのガリシア地方で一部の住民が「タンス預金のまま死蔵されてしまったペセタを使おう」と思い立ち、ほとんど自然発生的にペセタの流通が復活しているのだそうです。 その記事によるとスペインが通貨ユーロを採用しペセタを廃止したのは9年も前のことですが、最近、余りにも景気が悪く、誰も地元の商店街に買い物に来ないので、「ペセタでもいいから、お金を遣ってくれ」と無効の筈の通貨を受け取りはじめたのです。 BBCの記事によると実際には昔のペセタもバンク・オブ・スペイン(スペイン中銀)に持ち込めば現在もユーロに換金して呉れるのだそうです。でも庶民の立場からすれば中央銀行で小銭を換えるのは敷居が高いですよね。