走行中の京阪電鉄の特急電車内にミールワームと呼ばれる昆虫の幼虫約200匹をばらまいたとして、大阪府警枚方署と鉄道警察隊は24日、威力業務妨害の現行犯で兵庫県西宮市の会社員、水田学容疑者(35)を逮捕した。水田容疑者は「驚いた乗客の女性が足をばたつかせる姿を見たかった」と供述しているという。同電鉄では今月だけで同様の被害が他に18件あり、府警で余罪を追及する。 調べでは、水田容疑者は同日午前10時ごろ、大阪府寝屋川市内を走行中の中之島発出町柳行き臨時特急電車の2階席で、座席の下にミールワームをばらまいたところ、警戒中の鉄警隊員らが確認、逮捕された。 ミールワームは全長約2センチ。水田容疑者がもっていたリュックサックからは他にミールワーム約3600匹が入ったケース約10個が見つかっており、府警はこれらもばらまくつもりだったとみて調べている。 ミールワームはゴミムシダマシ科の昆虫の幼虫の総