「世界10大小説」という記事が流行しているようなので、ぼくも便乗して世界5大小説を挙げたいと思います。 キリストノミコト 時は明治。仏教を撲滅し、国家神道の浸透をダメ押しするため、明治新政府の切り札として投入された変態仏師・円艶。彼は円空が日本各地に遺した仏像をすべて神像に彫り直すことで土着の仏教を根絶やしにしようとしたが、そこに現れたのが、ペリー提督の息がかかったキリシタン特殊暗殺部隊。彼らは混乱に乗じてキリスト教を一気に広めようと、独自に編み出したキリシタン拳法で円艶を暗殺せんとし、血で血を洗う戦いが始まった―という感動巨編。 赤い魚の子 女性教師の家に忍び込んで盛大に射精したことで捕まり、24時間体制で動物のビデオを見るという厳罰に処されていた中学生・本橋。「更正させる」と嘘をついて彼を引き取ったのは、元・人間魚雷のパイロットだった。悲劇の兵器『回天』を平和利用しようと考えた老人は、