経営再建中の日本航空に整理解雇されたパイロットと客室乗務員でつくる労働組合は4日、解雇撤回を求め、日本政府への指導・勧告を求める申立書を国際労働機関(ILO)に提出したと発表した。 申し立ては2日付。 申し立てたのは、パイロットでつくる日本航空乗員組合と、客室乗務員でつくる日本航空キャビンクルーユニオンの2労組。日航が整理解雇の基準などについて、組合員に対する十分な説明を怠り、労働者の団体交渉権を保護するILO条約に違反したと指摘。解雇を撤回させるため、日本政府が何らかの措置を取るよう是正勧告を求めた。