手編みのセーターを着込み、あたたかな暖炉の炎を眺めながら、家族や友人とコーヒーやスイーツを楽しむ──デンマーク発のほっこり系ライフスタイル「ヒュッゲ(Hygge)」がいま欧米で大流行している。 忙しい毎日を送る日本人にとっても、物質主義や極端なストイックさを捨て、等身大の居心地のよさを追求した生き方はおおいに参考になるはずだ。 欧米に「ヒュッゲ旋風」が到来 2012年から始まった国連の幸福度調査において、北欧諸国は毎回、上位を占めている。そのなかでも過去3回、首位に輝いているのがデンマークだ。かつてはアンデルセンと酪農ぐらいしか売り物がなかった人口約570万人の小国が、いまでは「世界一幸せな国」として、人々の憧れと羨望の対象になっている。 そのデンマーク人が「DNAの一部」とさえ呼ぶ「ヒュッゲ(Hygge)」が、いま欧米で一大ブームになっている。 ヒュッゲは2016年「ブレグジット支持者(
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