トピックス ニジマスの卵を温泉に漬ける・三倍体魚の作出(平成29年12月22日) 塩焼きサイズで馴染みのあるニジマスを 大きく育てて出荷する取組を以前紹介しました(トピックス平成29年8月25日)。 富士養鱒場では3年でおおよそ3kgに成長しますが、 同時に、ニジマスは2~3歳で成熟するため 普通のニジマスを大きく育てようとしても、いい頃合には成熟してしまいます。 魚は成熟して卵を持つと、ほとんどのエネルギーを卵に与えてしまうため、 親の魚は痩せてしまい、味も劣ってしまいます。 そこで、成熟しないニジマスの生産の研究が過去に行われてきました。 その方法は、とても簡単。卵を受精直後に30℃程度の温水に漬けてあげるだけ。 少しぬるめの温泉に入った卵から産まれたニジマスは、 成熟することなく大きくて美味しいニジマス育ちます。 生き物は通常2組の染色体を持っていて、 染色体を1組ずつ持つ卵と精子が