<概要> ブラジル南部大西洋岸のモナザイト岩石地帯と海岸から内陸のミナスゲレス州の火山性噴出物地帯は自然放射線のレベルが高く、モナザイト地帯のガラパリでは個人被曝線量率が屋外と屋内とを併せて平均5.5mGy/年、範囲は0.9〜28mGy/年であり、ミナスゲレスのポソスドカルダスでは空間線量率が約245mGy/年に達する場所がある。これら高自然放射線地域の住民の末梢血リンパ球染色体異常は対照地域と比べて増えていた。しかし、健康への影響は認められなかった。 <更新年月> 1998年05月 (本データは原則として更新対象外とします。) <本文> (1)自然放射線のレベルと地質 ブラジルにはエスピリトサント(Espirito Santo)州及びリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)大西洋岸に沿って広がるモナザイト岩石地帯と海岸から内陸のミナスゲレス(Minas Gerais)州に向か