2009/10/02 グーグルがリアルタイム検索で、また一歩Twitterに詰め寄ったようだ。2009年10月1日、同社は9つの検索オプションを公開した。検索時点から1時間以内のコンテンツだけに絞り込むフィルタや、買い物関連情報を優先するフィルタ、書籍・ブログ・ニュースに絞り込むフィルタ、自分の過去のページ訪問履歴から、過去に訪問したページに絞り込んだり、逆に未訪問のページに絞り込むフィルタなどを利用できる。 1つの注目ポイントはリアルタイム検索だろう。 これまで、5月に導入した検索オプションには時系列関連のオプションとして、 「Recent results」(最近の結果) 「Past 24 hours」(24時間以内) 「Past week」(1週間以内) 「Past year」(1年以内) が選べたが、これに加えて、 「Past hour」(1時間以内) 「Specific date
サーバを安全に運用する施設として構築されるデータセンターですが、グーグルではそのデータセンターですら"落ちる"ことがあると想定してアーキテクチャを構築しています。 米グーグルが今年の5月に行ったイベント「Google I/O」で、同社のGoogle App Engine datastore leadであるRyan Barett氏が行った講演「Transactions Across Datacenters (and Other Weekend Projects)」のビデオがYouTubeで公開されました。 Barett氏は、担当しているGoogle App Engineのデータベースに関してグーグルが「multihoming」(マルチホーミング)と呼ぶ複数のデータセンターを用いた処理を実現している理由として、データセンターが自然災害や停電に見舞われたり、メンテナンスなどによるデータセンターの
昨日はITpro主催のイベント「ユーザー企業のためのエンタープライズ・クラウドフォーラム」に参加してきました。 日経コンピュータ 中田敦記者のセッション「みえてきたクラウドのコスト」では、グーグル、アマゾン、マイクロソフトの最新データセンターの動向を紹介してくれたのですが、これが非常に興味深い内容でした。セッションの内容からトピックを2つほど紹介します。 大規模データセンターは7倍効率がよい 1つ目は、日経コンピュータ2009年7月8日号で同記者が記事としても書いていることなのですが、データセンターの規模の経済について。1000台クラスの中規模データセンターと、5万台クラスのデータセンターを比較すると、大規模データセンターのほうが7倍も効率がよいというデータが示されています。 つまり、ユーザーがある大きさのコンピュータリソースを調達しようとするとき、大規模データセンターは中規模データセンタ
Google AppsにとってOutlook連携はキラーアプリになる。グーグルとマイクロソフトが企業市場で本格対決へ メール/メッセージングのアウトソースは、多くの企業がSaaSを利用する最初の一歩であり、SaaSのマーケットの中でも大きな比重を持ちます。それゆえに、グーグル以外にも、マイクロソフトはMicrosoft Online Services(レビュー記事)、IBMはLotusLive(レビュー記事)と、各社のフラッグシップともいえるサービスが競合する分野でもあります。 しかしユーザー企業にとって、メール/メッセージングのアウトソースは考えているほど簡単ではないことも多いようです。 メールクライアントの切り替えは難しい メール/メッセージングのアウトソースの難しさは、技術的な移行の面倒さよりも、メールクライアントが社員個人の生産性に非常に大きく関わっているツールだという点にあります
今回はこのブログにはじめてゲストブロガーをお迎えします。ゲストブロガーは、ジャーナリスト兼インターネット・サービス開発会社コモンズ・メディア代表の星暁雄さんです。 星さんは、日経Javaレビュー編集長などの経歴を持つ元日経BPの凄腕記者で、幅広い知識と鋭い分析記事は多くのIT記者から一目おかれた存在でした。僕も@ITを立ち上げた頃から、同業者として星さんの仕事ぶりには注目していました。 その星さんが数年前に日経BPを退社し独立されて以来、記事が読めなくなってしまったことを寂しく思っていたのですが、まさか僕のPublickeyで星さんの記事を公開することになるとは予想外の喜びです。これからも星さんにはたびたびゲストブロガーとして登場してもらいたいと思っていますので、今後ともご期待ください。 ではさっそく、Google Waveに関する星さんの記事を始めましょう。 Googleが、2009年5
米国時間の5月27日、カリフォルニア州サンフランシスコでGoogleの開発者カンファレンス「Google I/O)」が始まった。 景気低迷や新型インフルエンザの影響が心配されたが、Googleにとっては「どこ吹く風」である。Appleのイベントでもよく利用されるモスコーニセンターが世界45カ国以上から集まった約4000人の開発者で埋めつくされた。 そんな参加者の活気を代弁するように、オープニングに登場したGoogleのCEO、Eric Schmidt氏は「われわれの前に広がる素晴らしいチャンスを活かす時がやってきた」と宣言。「ウェブのプログラミングモデルが主流となる時を迎えた」と続けた。 なぜ今が、その時なのか? 基調講演のスピーカーを務めたエンジニアリング担当バイスプレジデントのVic Gundotra氏は、以前MicrosoftでWindowsの採用を促すチームを率いていた。当時はウェ
日経マーケット・アクセスが企業情報システム担当者を対象に,2009年3月調査で国内の主な情報通信製品/サービス・ベンダーへの満足度を聞いたところ,「データセンター・サービス(ASP,SaaSを含む)」分野の満足率(算出方法は下の「■調査概要」参照)のトップ2は,「価格(料金)」「性能・機能」「サポート・サービス」の3評価項目とも,セールスフォース・ドットコム(SF.com)と米Google(Google App Engine,Google Apps)が占めた。 ただし「価格」ではGoogleがSF.comに5.5ポイント差を付け,「性能・機能」はSF.comがGoogleに5.3ポイント差,「サポート」もSF.comが7.2ポイント差。「ハード製品」(5月12日付け記事参照),「ソフト製品」(5月13日付け記事参照),「通信・ネットワークサービス」(5月14日付け記事参照)の3分野に比べ,
Salesforce のエコシステム、つまりカスタマーサクセスプラットフォームの中核にあるのは Salesforce Platform です。Salesforce Platform は Salesforce 製品の基盤となっているだけでなく、お客様独自のカスタムアプリケーション開発も可能にします。 Salesforce Platform では、Salesforce AppExchange の多彩で強力なサードパーティアプリケーションを組み込んだり、独自のアプリケーションを構築できます。Salesforce Platform が世界最高のエンタープライズクラウドプラットフォームである理由は、すぐにおわかりいただけるでしょう。 Salesforce Platform では、ドラッグ&ドロップで簡単かつ視覚的に操作できるツールや、あらゆる言語に対応した開発者向けプラットフォームまで、アプリケーシ
Gmailを他の人に勧めるとき私たちは、容量が大きいとか、インターフェイスが速いとか、Googleの他のアプリにアクセスしやすいとか、そういうことを強調しますよね。これらはもちろん売りになるポイントなのですが、Gmailにはまだまだ知られざる機能があるんですよ。 たとえば、ウェブアドレスを短くしたり、ビデオチャットしたり。また、忘れずにログアウトしたり、たくさんのメールの中からひとつのメールを探し出したりもできます。田舎のお母さんをダイアルアップの世界からこっち側に呼び寄せることもできるかもしれません。 ライフハッカーの読者のみなさんなら、もう既に知っているものもあるかもしれませんが、一般的にはあまり知られていなかったGmailの機能について、これから見ていきましょう。 【10】Gmailのデザインをテーマで一変
グーグルがGmailでころんだ。しかも続けて二度も。クラウド・コンピューティングの勃興を苦々しく思っている日本のITベンダーの中には、「ほら、見たことか」とほくそ笑んでいる人もいるだろう。だが、したり顔をしているだけではダメだ。たった1社が引き起こす障害が世界中に迷惑を撒き散らすのは確かに問題だが、ビジネスの話としては全くの別問題であるからだ。 今回のトラブルでは、Gmailが2時間半にわたって停止した。企業向けの有償サービスGoogle Apps Premier Editionも利用不能に陥った。クラウドとしての「規模の経済」を追求しているグーグルは、無償版のGmailと企業向けの有償版で同一の基盤を使っているから、当然そうなる。まさにクラウドの最大の弱点が露呈した形だ。 そう言えば、1カ月前に発生した前回のトラブルでは、検索サービスのトラブルに巻き込まれてGmailにも障害が発生した。
米Googleは米国時間2009年2月25日,企業向けオンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps」の動作状況を確認できる機能「Google Apps Status Dashboard」の提供を開始した。同サービスの透明性を高める取り組みの一環という。「Standard」「Premier」「Education」「Team」「Partner」エディションの米語版で利用可能。 対象エディションの「Gmail」「Google Calendar」「Google Talk」「Google Docs」「Google Sites」「Google Video for business」サービスについて,1日単位で正常動作/障害発生/サービス停止といった状況を確認できる。画面下の「Older」「Newer」リンクをクリックすると,特定期間の動作状況を確認することも可能だ。Google Ap
検索したいフレーズを入れれば即座に結果を返してくれるあのGoogleですが、その1フレーズを処理するため、実に1000台ものサーバを使い、わずか0.2秒で超高速処理していることが、WSDM 2009にて明らかになりました。基調講演を行ったのはGoogleフェローであるJeff Dean氏で、2008年6月における「Google I/O」カンファレンスでは700~1000台のサーバで0.5秒以下の時間がかかると言っていましたが、今回の講演ではユーザーの気づかないところでGoogleは着実に進化し続けていることも明らかになりました。 知られざるGoogleの裏側の最新情報は以下から。 Geeking with Greg: Jeff Dean keynote at WSDM 2009 Single Google Query uses 1000 Machines in 0.2 seconds まず
JTBや東急ハンズ、ユニ・チャームなどが相次いでグーグルの「Google Apps」の導入を決めるなど、日本のユーザー企業もいよいよクラウドコンピューティングの活用に踏み切ろうとしている。ネット上にある無尽蔵に近い処理能力やストレージの能力を取り込んで、一企業には到底作れなかったシステムを作る。そんな時代の幕が開いた。 ファーストリテイリング業務システム部業務開発チームの森真太郎リーダーは最近、クラウドコンピューティングのリサーチに余念がない。「当社の業務への向き不向きやどんな利点があるのかを検討している」。 店舗の国際展開と買収による事業拡大という戦略を採るファーストリテイリング。この12月にも、中国の深せんに初出店したばかりだ。 こうした海外展開を進める上で、森リーダーはクラウドコンピューティングを有用とみる。例えば「世界各国に店舗を展開するとき必ず壁になる」(森リーダー)という夜間バ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く