李玉善さんが訪米、慰安婦としての体験語る 「15歳のとき、近所を歩いていたら日本軍に無理やり連行された。それから3年間いた場所は、人が住む所ではなく『と殺場』だった」 米国ニュージャージー州バーゲン郡庁舎の会議室で15日午前(現地時間)、元慰安婦の 李玉善(イ・オクソン)さん(86)が70年ほど前のつらい経験を打ち明けた。 李さんは「筆舌に尽くし難い苦痛を被った。家族と連絡を取ることができず、毎日強制的に日本軍人の相手をさせられた。自殺さえできなかった」と振り返った。 慰安所から逃げ出して捕まり、連れ戻されたこともあったという。 日本軍の憲兵は「二度と逃げられないようにしてやる」と言って軍刀を李さんの腕や足に打ち下ろした。 李さんが袖をまくると、右腕に4-5センチの刀痕が2本くっきりと現れた。 証言を聞いていたキャサリン・ドノバン郡長たちの目に涙がにじんだ。 ドノバン郡長