父は子どもが好きじゃなかったみたいで、父親と一緒に過ごした記憶がほとんどありません。私が8歳の時にいなくなったので、8年間は父親として存在していたはずなんですけど、もしかしたら、私が記憶から消し去ってしまったのかもしれません。もうすぐ父の日ということで、今日は父親について書こうと思います。 父親がどこかへ行ってしまってから、いや、消える前からもウチは貧乏でした。小学校の給食費を払うのもままならないような時もありました。 父親は典型的なダメ親父でした。お金がないのにギャンブルしたり、遊び歩いたり、仲間とつるんで法的にひっかかるブラックなこともしていたようです。家にお金を入れたり入れなかったりだったようで、母親はよく友人や知り合いにお金を借りていました。父親がいる間、どんどん借金が増えていきました。 父親のことはほとんど覚えていません。子どもが好きじゃなかったみたいで、父親と一緒に過ごした記憶
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