新緑がまぶしい今日この頃。五月といえば、ちまたじゃ初ガツオだなんだと騒々しいが、暦の上では夏。 そして、夏は「肉」の季節。 肉と言えばグリルだ。 ①食材(肉)、②香辛料と調味料、③焼き、の三要素からなるグリル料理は、シンプルさゆえにゴマかしがきかない。まるで真の「デキるオトコ」のように潔く、味わいがあり、奥深い料理なのだ。 ゆえに自炊派男子の読者にとって、グリルを使った肉料理はマストなレパートリーなのである(ちょっと強引)。 限られた予算とお家にある調理器具を使って、手軽かつおいしく肉を調理して食べたい読者のために、あの「ヒルトン東京お台場」の総料理長・水口雅司シェフに、肉のうま味を十二分に引き出すことのできるオリジナルレシピ、名付けて「水口雅司流リブロースステーキ」の調理法をうかがってきた。 「Grillogy」…… グリル料理は、ロジックだ 取材場所はヒルトン東京お台場2Fにあるグリル