本連載では、Webアプリケーションフレームワーク「Angular」の活用方法を、サンプルとともに紹介しています。前回は、2018年10月にリリースされたAngular 7の新機能を紹介しました。今回は、サーバー側でAngularのWebページを生成するサーバーサイドレンダリングについて、利点や実装方法、機能制限などを紹介していきます。 はじめに Angularは、Googleとオープンソースコミュニティで開発されているJavaScriptフレームワークです。最初のバージョンはAngularJS(AngularJS 1)と呼ばれていましたが、バージョン2で全面的に刷新され、以降、おおむね半年に1回アップデートされています。 Angularでは、サーバーからダウンロードされたJavaScriptをWebブラウザー(クライアントサイド)で実行して、Webページを描画します。この仕組みは、動的なW
