窪田順生の時事日想: 5月13日、広島県福山市のホテルで火災が起きて7人が亡くなるという大惨事が起きた。 亡くなられた方のご冥福をお祈りする一方で、この悲劇の報じ方が非常に気にかかる。というのは、テレビ局各社でかなりバラつきがでて、その意味するところがまったく異なっているからだ。 【他の画像】 例えば、NHKは第一報から現場を「ホテル」と表現し、「ホテル火災 ほとんどがCO中毒死か」というニュースのなかで、消防団のこんな証言を紹介している。 「逃げ遅れた人を助けようと、道路に面した2階や3階の窓ガラスを割って入ろうとしたが、窓の内側に木の板が張ってあり、板を打ち破らなければ部屋に入れず、救助作業はかなり手間取った」 そりゃ一酸化炭素中毒にもなるよ、とんでもなくずさんな防災設計じゃないかと怒りを覚えるところだが、これがTBSのニュースではちょっと事情が変わってくる。 ネットで紹