11日午前6時40分頃、大阪市中央区久太郎町の中央大通を車で走行中の男性から、「サルが座っている」と110番があった。 大阪府警東署などは、中央大通と、すぐ上を走る阪神高速の西行き車線を規制。約1時間後、サルを網で捕獲し、市保健所に引き渡した。 同署や同市によると、体長約40センチの雌のニホンザルで、飼育の届け出などがないことから、野生とみられる。捕獲した際、顔にけがをしていた。 サルは今月5日、約15キロ離れた兵庫県尼崎市北部のJR猪名寺駅前に出没して以降、同市南部や、大阪市西淀川、福島、中央各区で電柱に登っているところなどを目撃されていた。 大阪市の担当者は「大阪市中心部にサルが現れるのは珍しい。同じサルが追跡をかわしながら逃げてきたのではないか」としている。