インターネット上のサービスを利用する際に、流出のおそれがあるIDやパスワードの代わりに、生活習慣のデータで個人を識別する「ライフスタイル認証」という新しい技術の実証実験が東京都内で行われていて、より安全で便利な本人確認の実現につながるか、注目されます。 例えば、スマホの位置情報が、自宅や職場などふだんの行動範囲から離れていないかや、購入しようとしている商品がこれまでに見た広告やサービスの利用実績と合致しているかを点検し、大きくかけ離れていると判断した場合は、改めてログインを求めます。 今回の実験では、技術の仕組みを広く紹介するのが狙いで、専用のアプリをスマホに取り込んで、自分の星座を登録した人が、現場に設置されたモニターに近づくと、即座に個人を識別し、星座占いが表示されます。 今後は、どういった情報の組み合わせが認証の精度を高めるのに有効かを検討し、スマホを紛失した場合に、他人の不正利用を