能登半島地震による断水について、石川県は、土砂崩れなどの影響で早期の復旧が難しい地域を除いて解消したと発表しました。 元日に起きた能登半島地震で、石川県では被害の大きかった珠洲市や輪島市など能登半島北部を中心に最大でおよそ11万戸が断水しました。 水道管の破損が広範囲に及んでいたことなどから復旧作業に時間がかかっていましたが、31日までに一部の地域を除いて断水が解消しました。 31日午後5時の時点で断水が続いているのは、珠洲市で1076戸、輪島市で745戸の合わせて1821戸で、土砂崩れや建物の倒壊が原因で作業員が立ち入れないなど早期の復旧が難しい地域です。 これらの地域では復旧のめどはたっていないということです。 また、断水が解消した地域でも水道管から住宅につながる給水管を修繕できていないケースが多く、被災地では5か月近くがたつ今も水道を使えない世帯が少なくありません。