セ・パ担当制の撤廃を受け、審判部はキャンプイン前に1泊2日の“合宿”を行なうなど、リーグ間の微妙な違いの統一を図った 投手がほくそ笑んでいる。 理由は、数字が証明する。 今季の両リーグの投手成績(6月8日現在、以下同)を見れば “異常事態”は、一目瞭然だからだ。 まずはパ・リーグ――。 投手成績のランキングを見るとトップのロッテ・唐川侑己投手(1.32)から西武・帆足和幸投手(1.98)まで防御率1点台の投手がずらっと12人も並んでいる。昨年の防御率1点台は日本ハム・ダルビッシュ有投手(昨年が1.78で今季は1.42)だけだったことを考えると、好投手が異常増殖していることになるわけだ。 一方のセ・リーグもトップの巨人・内海哲也投手(1.14)から中日・川井雄太投手(1.74)まで4人の防御率1点台の投手がいる。数こそパ・リーグの3分の1だが、これとて昨年は防御率トップが広島・前田健太投手の
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