◇大阪の89歳渡部さん「悲惨さ、忘れない」 満州(現中国東北部)の静かな平原。爆音とともに、戦車から上がった黒煙。大阪市北区の渡部(わたなべ)清数さん(89)は69年前の光景を今でも鮮明に覚えている。終戦直前、満州に侵攻した旧ソ連軍の戦車に、日本軍は爆薬を詰めた木箱を抱えて突撃した。「自分の足で走って戦車に体当たりする。かっこいいなんてものじゃないです。そんな悲惨な特攻があったことを忘れないでほしい」。69回目の終戦記念日。渡部さんは次世代に託すために記憶の糸をたどりながら語った。【遠藤孝康】 【ビジュアル年表】真珠湾攻撃、東京大空襲、原爆、玉音放送…69年前の日本を振り返る 現在の韓国・釜山(プサン)で生まれ、高等小学校を卒業して関東軍測量部に志願した。当時14歳。厳しい規律の中で軍国主義をたたき込まれた。1945年2月、20歳を前に徴兵検査に合格し、軍属から軍人に。配属されたのはソ
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