インターネット上で街並み画像を閲覧できるグーグルの「ストリートビュー(SV)」について、グーグル日本法人は8日、東京都や北海道などでSVの対象地域を拡大すると発表した。 SVを巡っては、プライバシー侵害との批判を受け、同社は画像公開前に地元自治体に通知するなどの改善策を表明していた。しかし、同社は新たに公開した地域をすべては明らかにせず、一部公表された自治体にも事前通知をしていないケースが目立つなど、「改善策が実行されていない」との批判も出ている。 国内のSVは昨年8月に10都道府県で始まったが、批判を受け、同社は今年2月、東京都の情報公開・個人情報保護審議会で、地元自治体への事前通知などを表明。今回、東京都大田区、北海道で対象地域を拡大し、新たに長崎、沖縄県などで公開を始めた。 しかし、大田区広報課や長崎県広報広聴課は「通知を受けていない」とし、札幌市広報課も「グーグルから地域拡大の話は