子どものころって、夜の町にどきどきしたよな、ということを思い出した。 静かで、まっくらで、誰もいない。昼間とぜんぜん違う、街灯に照らされた町がちょっと怖かった。夜なのに出歩いてるっていうのが楽しくて、どきどきした。 そういう感覚ってあったよなと思い出したので、久しぶりに夜更かしして、東京の街を歩いてみました。 (三土たつお) 駒込 3時30分 夜ちょっと仮眠してから出ようと思ったら寝すぎたみたいで、起きたら3時半だった。夜更かしすぎる。 丑三つ時ってたしか午前2時くらいだったからそれも過ぎてる。急がなきゃと思って家を出た。