ことし3月までの1年間に、全国の児童相談所が把握した児童虐待の件数は、前の年度よりも6800件以上増えて、およそ6万6800件と過去最多に上ったことが厚生労働省のまとめで分かりました。 これは25日、厚生労働省が全国の児童相談所の所長を集めた会議で明らかにしたものです。 それによりますと、ことし3月までの1年間に、全国の児童相談所が虐待があったと認定した件数は、前の年度より6888件増えて、6万6807件に上りました。 児童虐待の件数は、統計を取り始めた平成2年度以降、毎年増え続けていて、ことしも過去最多を更新しました。 都道府県別では、大阪府が9875件と最も多く、次いで神奈川県が8324件、埼玉県が4853件となっています。 厚生労働省は「相次ぐ虐待事件で市民の関心が高まり、周囲の人たちからの通報が増えているためではないか」分析しています。 一方、厚生労働省が去年3月までの1年間に、1