アメリカの情報機関を統括するクラッパー国家情報長官は、国際テロ組織・アルカイダについて、世界各地に拡散し、活動を活発化させているとして、これまで強調してきた弱体化しているという見方を改め、復活の兆しがあると指摘しました。 アメリカの情報機関を統括するクラッパー国家情報長官は11日、議会上院軍事委員会の公聴会で証言しました。 この中でクラッパー長官は、国際テロ組織・アルカイダについて、「うまく形を変え、世界中でフランチャイズ化を進めている。アルカイダ自身やアルカイダに憧れる組織が各地に拡散している」と述べ、懸念を示しました。 そして、クラッパー長官は、アフガニスタンやパキスタンを拠点にしてきたアルカイダの本体は弱体化しているものの、思想的には今も中心的な役割を果たしていて、アフリカの北部や西部、それに中東のイラクやシリアなどで、現地を拠点にする組織が活動を活発化させていると指摘しました。 ア