今回は〈 American Scientist 〉という科学雑誌に掲載されていた数学に関する英文記事を和訳してみました。以前塾講師をしていたときに、数学が得意な高校生に英語を教えていましたが、この記事を使って授業をしたところ、生徒が非常に喜んで話が盛り上がりました。記事の内容はとてもおもしろく、かつ素人にもわかりやすいので今回使ってみた次第です。概して外国人が書く理数系の理論書はわかりやすいですね。著者はマイケル・ヘイズという人です。ただ小生の拙訳ですので、意味不明なところがあるかもしれませんが、ご容赦ください。 ※本文にカッコ書きで「訳注」というのが何箇所もありますが、これは小生が本文を読み進める上で参考になると思ったことを書き足したものです。 人間は10進法でものを数え、機械は2進法を使う。この地球上で私たちが算術に使う方法はこれだけである。しかし数を数える方法は他にも無数ある。ここで