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ブックマーク / www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~t980020 (1)

  • 数学的直観──フッサール現象学と数学の哲学──/貫 成人

    数学的直観 ──フッサール現象学と数学の哲学── 貫 成人 フッサールが現象学を創始した時期は、前世紀末の「数学基礎論黄金時代」に重 なり、また、ゲーデルの衝撃にもとづく 1960 年代以降の数学の哲学においても、フ ッサール現象学は注目されている。稿では、こうした動きをふまえた上で(Ⅰ) 、 「数学的直観」の現象学的分析(Ⅱ)を試みる。論者の多くは、フッサールの(数 学)理論が数学諸理論のどれかにコミットするはずのものと考えているが、それが はたして適切なのか、フッサール現象学がいかなる位置を他の諸理論にたいしてし めうるのかを明らかにするのが稿の目的である。 Ⅰ、数学の諸哲学とフッサール いわゆる「数学の危機(Grundlagenkrisis) 」にフッサールがどれほどコミットして いたかについては議論の余地がある1 。だが、 「数学基礎論黄金時代」を生み出した、 フレーゲ、ヒルベ

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