ブックマーク / gendai.media (61)

  • スタジオジブリ鈴木敏夫が明かす!宮﨑駿監督が『君たちはどう生きるか』制作中に「気をつけていたこと」(村嶋 章紀) @gendai_biz

    スタジオジブリの代表取締役プロデューサー・鈴木敏夫と、日のアニメーション界を代表する巨匠・押井守──二人が“忖度一切なし”の対談を重ねた記録が『鈴木敏夫×押井守 対談集 されどわれらが日々』(DU BOOKS)として一冊にまとめられ、注目を集めている。映画という芸術の奥深さや、その背景にある人間関係に迫るこの書籍は、日映画文化の一端を垣間見ることができる貴重な資料となっている。今回は書の刊行を記念して、隠れ家「れんが屋」にて鈴木氏にインタビューを行った。 「愛」から「哲学」へ ―書の中で鈴木さんは「その時代におけるテーマ」が映画小説にはあるとおっしゃっているのですが、結局のところ、現代のテーマはなんでしょうか。 昔の時代のテーマは「貧乏を克服する」でした。でもそれを克服した後に、みんな迷いましたよね。貧乏だったら、克服すればいいだけですが、みんなご飯をべることができるようにな

    スタジオジブリ鈴木敏夫が明かす!宮﨑駿監督が『君たちはどう生きるか』制作中に「気をつけていたこと」(村嶋 章紀) @gendai_biz
  • パパは何で死んだの? 尾崎豊の妻・繁美さんが息子・裕哉さんに真実を語った日の話(尾崎 繁美)

    裕哉が記事を読んでいる間の2時間ほど、私はホテルのロビーで過ごしました。 部屋に戻り、「パパは死にたかったというより、疲れていたから、ただ休みたかったのだと思う」と裕哉に声を掛けると、「ママ、当によく頑張ったね」「一緒に死んでもいいと思える人と出会えて、ママは幸せだったね」と言ってくれました。 それは豊が旅立ってからの20年間、私が背負い続けてきた重りから解放され、心が軽くなった瞬間でした。 実は今回、このFRaUの取材を受けるに当たり、再び10年振りに、昔のインタビュー記事を読み返し、そして改めて遺書を読みました。 以前はつらくて読むことができず、また難解すぎて理解できなかった彼の「言葉」に久々に触れ、改めて、自分が唯一無二の「表現者」のだったのだなと気づきました。豊の遺書は間違いなく、私と裕哉に向けての“究極のラブレター”だったのだと思いました。芸術家として、表現者としての彼の言葉

    パパは何で死んだの? 尾崎豊の妻・繁美さんが息子・裕哉さんに真実を語った日の話(尾崎 繁美)
  • 「出世を諦めたおじさん」がこれから取るべき「食っていける資格」(佐藤 敦規) @moneygendai

    年々、減り続ける退職金、AIによる大量失業、意図せぬパワハラ・セクハラ認定。そこにコロナ不況が追い打ちをかけ……。「おじさん」は今、かつてない苦境に立たされている。『おじさんは、地味な資格で稼いでく。』『リスクゼロでかしこく得する 地味なお金の増やし方』の著書がある佐藤敦規氏によると、2種類の資格を取ることが、こうした「おじさん」の強い武器になるという。具体的にどんな資格なのか、くわしく教えてもらった。 「独立開業できる資格」とは? 以前の記事で述べたように、私は出世も転職も難しい「現代のおじさん(50代もしくは40代後半のビジネスパーソン)」には「地味な資格」、つまり法人に必要とされる資格を取ることをおすすめしていますが、法人相手ならどんな資格でもいいわけではありません。 ここでは、実際に資格を取得した人から得た情報も交えて、おすすめの資格を紹介します。 まず、取得をおすすめしたい資格は

    「出世を諦めたおじさん」がこれから取るべき「食っていける資格」(佐藤 敦規) @moneygendai
  • トヨタ「業績絶好調」のウラで、いま「エース社員」たちが続々と逃げ出している…!(井上 久男) @moneygendai

    自動車販売台数は世界一。空前の好業績、そして満を持してのEV進出に社内は沸いている――と思いきや、エースたちが次々と去り始めたという。豊田家の足下で起きている、異変の全貌をすっぱ抜く。 「最中枢」の管理職が退社 トヨタ自動車社内ではいま「ミドルの崩壊が始まった」と言われている。入社数年の若手ではなく、評価の高い優秀な40代から50代の管理職が、新天地を求めて自己都合退職しているのだ。 大きな衝撃が走ったのは昨年末。社中枢の一つである、人事部の大橋俊介部長が突如退社した。転職先は風力発電関連ベンチャーと言われる。'98年入社の大橋氏は中国・天津の合弁会社への出向などを経験した後に、人事部労政室長を経て同部長に昇格していた。 「大橋氏に限らず、トヨタの人事部門ではこの1年ほどで室長・課長クラスの中堅幹部10人近くが相次いで自己都合退社し、話題になっていた。理由はそれぞれだが、主に会社・組織に

    トヨタ「業績絶好調」のウラで、いま「エース社員」たちが続々と逃げ出している…!(井上 久男) @moneygendai
  • 北条時政と大庭景親の罵り合いに見る、当時の「現金」な主従関係(呉座 勇一)

    「御恩と奉公」という言葉があるように、中世の武士といえば、強い主従関係で結ばれているというイメージを抱きがちです。しかし史料を紐解いてみると、鎌倉幕府成立以前の主従の絆は、意外にも脆かったようです。 『頼朝と義時』(講談社現代新書)の著者で日中世史が専門の歴史学者・呉座勇一氏が、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第5回「兄との約束」について、専門家の視点から見たみどころを解説します。 第1回:いよいよ放送開始!『鎌倉殿の13人』第1話を歴史学者はどう観たか 第2回:仲が悪いけど実は〇〇〇!?伊東祐親と工藤祐経の複雑すぎる関係 第3回:源平合戦の幕開け! なぜ以仁王と源頼政は挙兵するに至ったのか? 第4回:頼朝軍の最初のターゲット! 山木兼隆と堤信遠って何者?? 『鎌倉殿の13人』の第5話では、山木邸討ち入りから石橋山合戦までの怒涛の展開が描かれた。主人公の北条義時は初めて体験する合戦の恐

    北条時政と大庭景親の罵り合いに見る、当時の「現金」な主従関係(呉座 勇一)
  • 「便所の落書き」と言われた「2ちゃんねる」とSNSの決定的な「違い」(太田 奈緒子)

    実はかつて「2ちゃんねる」に入り浸っていた「隠れねらー」太田奈緒子さん。高校生の息子を通して、その同級生や同世代に取材しSNS上で展開されるいじめや危険な誘惑などの現状についてたびたび寄稿している。 SNSが登場する前に一世を風靡し、同時に問題も指摘されていた「2ちゃんねる」。しかし「2ちゃんには流儀があった」「SNSにはない魅力がある」という意見も多い。 今振り返ると2ちゃんねるとは? そして、今のSNSコミュニケーションと違う点は一体何かを考察する。前編「「流儀があった」「学びがあった」40~50代が「2ちゃんねる」を懐かしがる理由」では、「2ちゃんねるを懐かしがる理由」について多くの声をご紹介した。その後編では、小説やドラマにもなった伝説の「2ちゃんねる優良スレッド」から、2ちゃんねるの功罪について詳しく伝えていく。 小説化に映画化、スレ民たちが作り上げた名スレッド 有名なスレッドと

    「便所の落書き」と言われた「2ちゃんねる」とSNSの決定的な「違い」(太田 奈緒子)
  • 炭治郎は『鬼滅の刃』で最も謎めいた「空虚な中心」である(斎藤 環) @gendai_biz

    記事は『鬼滅の刃』最終巻までの内容を含みます】 『鬼滅の刃 無限列車編』で描かれた炭治郎の「無意識領域」を見て、改めて炭治郎の純粋さを感じた人は少なくないだろう。どこまでも続く水面の上に広がる青い空以外、何もない空間。しかし、その「何もなさ」にこそ炭治郎のある種の「狂気」があると、精神科医の斎藤環さんは指摘する。精神科医が見た、『鬼滅の刃』の「もうひとつの物語」とは。 「正義の被害者」と「闇落ちした被害者」の戦い 炭治郎の「狂気」について触れる前にまず、『鬼滅の刃』が描いているものについて説明しておく必要がある。作における鬼とは、「トラウマゆえにモンスター化した人間」の隠喩である(われながら、いかにも精神科医らしいベタな解釈だとは思う)。 暴力の被害者は、時として加害者(=鬼)になることがある。対人援助の仕事に関わったものならば覚えがあるだろう。決して多くはないが、虐待やDVの被害者

    炭治郎は『鬼滅の刃』で最も謎めいた「空虚な中心」である(斎藤 環) @gendai_biz
  • Google「Pixel 6」レビュー!9つの長所と1つの欠点(西田 宗千佳)

    Google初の「自社設計プロセッサー」搭載スマホ Googleの最新フラッグシップスマートフォン、「Pixel 6」シリーズの実機レビューをお届けする。 この連載の前回の記事〈「M1 Pro/Max」と「Pixel 6」に共通する戦略とは?(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/88414)〉で解説したように、Pixel 6シリーズは、Googleとしては初めて「自社設計によるプロセッサー=Google Tensor」を搭載したスマホだ。その狙いは、「AIセキュリティの強化」にある。 それがどういう意味をもっているのか、実機の機能で確認してみよう。 従来のラインナップとの違い Pixel 6は、画面サイズとカメラ機能の違いにより「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」に分かれている。 Proとスタンダード……的なラインナップに対しては、これまで

    Google「Pixel 6」レビュー!9つの長所と1つの欠点(西田 宗千佳)
  • プロの投資家が驚いた、いま「富山県」ですごいことが起きている(藤野 英人) @moneygendai

    富山でこれから起きること 「これは単に女性に向けた政策を手当をしていけばよいということではなく、女性を取り巻く環境への働きかけも、同時に重要である。まず、全国でも男尊女卑が強いと言われる県内の慣習を改めるべく、社会全体が変わっていかなくてはならない。県庁でも積極的な女性の登用を行い、男性も家事を分担し、子育てに関わることを促すべきである」 「明確にすべきは、若い女性の県外流出の対策は『富山の女性が県外に出ないようにすること』ではない、ということだ。夢や才能のある個人を一つの場所に縛り付けることが、活力のある、ウェルビーイングの高い地域社会を産むはずがない。ゴールは『流出防止』ではなくて『出入りの活性化』であるべきだ」 出所:富山県成長戦略会議 中間報告(令和3年7月30日) ----------------------------------------------------------

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  • 西浦博教授が緊急報告 “五輪のリスク”議論の背後にある「最大の問題」(西浦 博) @gendai_biz

    5月下旬に新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が「パンデミックの状況で五輪をやるのは普通はない」と発言して以降、しばらくになります。 このセンテンスが広く知られる一方、私のような専門家目線では、カギとなる発言として「どのような状況で感染リスクが上がるのか、しっかり分析して意見するのが専門家の務めだ」という文が極めて重要であると考えています。 いまこそ、落ち着いてこの感染症のリスクと向き合うことが何よりも重要だと信じています。稿では、今回のことを契機にあぶり出された日の新型コロナ対策の根幹となる問題について、その質に触れつつ整理したいと思います。個人的には、以下に述べる問題点の改善は、今後、日が“科学技術研究の成果”を政策活用に結び付けられる国となるのか否か、そのカギを握るものとさえ考えています。 「政治」と「科学」の対立が煽られた経緯 最初に私の想いを述べますが、私は政府

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  • 「何者かになりたい人々」が、ビジネスと政治の「食い物」にされまくっている悲しい現実(熊代 亨) @gendai_biz

    「何者かになりたい」。多くの人々がこの欲望を抱え、日々を奔走し、消耗している。そして、モラトリアムの長期化に伴い、こうした問題は高齢化し、社会の様々な面に根を張るようになった。 新刊『何者かになりたい』を上梓した精神科医・熊代亨が、現代人の揺れるアイデンティティに迫る危機を暴く。 古くて新しい悩み 「何者かになりたい」「何者にもなれない」──こうした願いや悩みは古くもあり、新しくもある。 今、ツイッターで「何者かになりたい」と検索すると、たくさんの人がこの願いを投稿しているさまがみてとれる。「何者にもなれない」で検索すると、さらに多くの人のつぶやきが見つかり、「何者にもなれない○○」と名乗るアカウントも複数見つかる。 こうした願いや悩みは、人々のアイデンティティが定まりづらい時代ならではのものだ。たとえば江戸時代の武士や農民は、身分やイエによって「何者か」になるか決まっていたから、こうした

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  • 新書大賞に輝いた、マルクス研究者の「人生を大きく変えた本」とは…?(斎藤 幸平) @gendai_biz

    「新書大賞2021」の第1位に輝いた『人新世の資論』の著者である斎藤幸平さん。NHKの番組「100de名著」で『資論』の解説を担当されるなど、新進気鋭のマルクス研究者として大活躍されています。そんな斎藤さんに「人生を変えた」を伺いました。 学生時代を彩った数々の名著 アメリカ同時多発テロやイラク戦争など、2000年代の初頭はグローバル化の矛盾が次々と噴出した時代でした。高校生だった私も憤りを感じ、問題解決のために研究者になりたいと考えるようになりました。 そんなときに出会ったのが、およそ100年前に書かれた『武士道』(新渡戸稲造著)です。欧米諸国と積極的な外交をするようになった明治期、新渡戸は日人の道徳的な核心である「武士道」を欧米に知らしめるために、英語でこのを執筆しました。 の内容そのものよりも、そうした彼のスケールの大きな生き方に心がゆさぶられたのをよく覚えています。私自

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  • サンデル先生の新刊に「心中穏やかでないエリート」が続出している理由(御田寺 圭) @gendai_biz

    『実力も運のうち』の波紋 マイケル・サンデル氏の新著『実力も運のうち 能力主義は正義か?』が日でも大ヒットし、瞬く間に数万部を超えるベストセラーとなった。「公平」を建前とする能力主義の欺瞞的な性を白日のもとに晒す同著の内容と、そのセンセーショナルなタイトルに対する反応を観測するかぎり、心中穏やかではない人も少なくないようである。 日を含む先進社会の根底には「能力主義」があり、その指標は学歴(主として卒業した大学の偏差値)である。日においても、高い学歴をもつエリートの多くは、この「能力主義」=「学歴主義」のイデオロギーを何の違和感もなく受け入れている。 だが、サンデル氏は新著で、この社会構造を根から批判した。「学力試験による序列化構造は、人びとの努力を正しく反映する、この社会でもっとも公平で公正な競争である」という前提を否定し、この前提によって肯定もしくは正当化されている格差や不平

    サンデル先生の新刊に「心中穏やかでないエリート」が続出している理由(御田寺 圭) @gendai_biz
  • 『ファクターX』、西浦博教授が報告 「考察すると見えてきた“4つ”の事実」(西浦 博) @gendai_biz

    『ファクターX』、西浦博教授が報告 「考察すると見えてきた“4つ”の事実」 まだ根拠の不確かな楽観主義は危険 新型コロナ、アジアで流行が拡大 感染者数が増大した国に由来する変異株は英国由来のものや南アフリカ由来のものを含めて、瞬く間に世界中へと拡大し、従来株を置き換えました。自国由来の変異株の拡大が深刻なインドを中心に、流行初期は感染が欧米に比べて制御できていたアジアでも、現在は深刻な状況に一変しています。ついには、これまで地域内感染をい止めてきた台湾やシンガポールでも感染の連鎖が報告され始めています。今回はその流行に焦点を当てていきます。 世界の流行状況に関するデータは世界保健機関の発表はもとより、ジョンズ・ホプキンス大学のGithubサイト(https://github.com/CSSEGISandData/COVID-19)で公開された情報がオープン化されており、また、複数ソースに

    『ファクターX』、西浦博教授が報告 「考察すると見えてきた“4つ”の事実」(西浦 博) @gendai_biz
  • 東芝の悲惨すぎる末路…なぜ“外資の草刈り場”となってしまったのか(伊藤 博敏) @gendai_biz

    物言う株主のアクティビストを排除し、中長期的な視野で事業を再建、その間、代表執行役社長兼最高経営責任者(CEO)として権力を掌握、将来、財界トップの経団連会長を目指す――。 そんな車谷暢昭氏の野望は、リストラ強化で痛めつけられた社員の反発、古巣のファンドCVCキャピタル・パートナーズを使った買収提案を、「保身」と見破った永山治取締役会議長らの嫌悪などによって敗れ、車谷氏は社長退任を余儀なくされたばかりか、経済同友会副代表幹事を辞任するなど、経済界での居場所を失った。 CVCは事実上、撤退したものの、火をつけられた米コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)、カナダのブルックフィールド・アセット・マネジメント、旧東芝メモリホールディングスの買収で実績のある米ベインキャピタルなどが、新たな買収提案を仕掛けてくることが考えられる。 東芝経営陣は、上場維持が企業価値を高めるという判断を下したわけだ

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  • だから言わんこっちゃない、LINE情報漏洩の深すぎる闇(山本 一郎) @gendai_biz

    7年前から指摘してきたのに 今回、朝日新聞・峯村健司さんらの報道で明らかになった、⽇国内で最も利⽤されているSNSLINE」の個⼈情報が、⽇国外である韓国のサーバーに暗号化されていない無防備状態格納されており、しかも再委託先の中国企業などがアクセス可能な状態だったという事件は、第一級の情報漏洩事案である可能性があり、安全保障上、極めて重大な損失を日の国家・社会に与えかねないものだと認識しています。 筆者は、LINEが設立に関与した一般財団法人情報法制研究所の事務局次長と上席研究員を兼任し、また、日の個人情報保護の枠組みについて研究を行ってきました。 LINE事件についても知り得る立場にあり、2014年ごろからこの問題について警鐘を鳴らしてきたつもりではありましたが、今回の一連の報道でようやく広く国民の知るところとなり問題視された件については、安堵と同時に忸怩たる気持ちを抱き

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  • さらば「日本製」…まもなく日本の「基幹産業」がどんどん消えてなくなる!(週刊現代) @moneygendai

    戦後日をグイグイと引っ張り、何百万、何千万もの国民をわせてきた基幹産業が見る影もない。時代は流れ、「日製」の文字から往時の輝きはとうに失われた。現場ではいったい、何が起きているのか。 火が消え、人が消えた 「ねえちゃん、いいちこもう一杯くれんか!」 汗と油で顔を光らせた男たちが、煤けた作業着姿で大声をあげる。1600℃の高温で大量の鉄鉱石を溶かし、月に数百万トンの鉄を錬成する「高炉」の周辺は、気温50℃にも達する。 三交代制で働く彼らは、仕事が終わると昼夜となく街の角打ちに繰り出し、イワシを糠味噌で炊いた塩辛い「ぬかだき」を肴に焼酎を呷るのだった―。 鉄の街・福岡県北九州市ではかつて、そんな風景がそこかしこで見られた。昔を知る同地の日製鉄OBが言う。 「製鉄労働者を乗せて九州東部を縦断する日豊線の車両はいつも混み合っていて、床一面タバコの焦げ跡だらけでした。 小倉の繁華街には飲み

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  • 『シン・エヴァ』庵野秀明とジブリ・宮崎駿、“師弟でありライバル” という不思議な関係(倉田 雅弘) @gendai_biz

    ※この記事には、映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、『風立ちぬ』に関するネタバレが含まれています。未見の方は注意ください。 アニメーションの手を示してくれた人 「庵野は血を流しながら映画を作る」 NHK総合公式サイト内の、『「プロフェッショナル 仕事の流儀」庵野秀明スペシャル』(3月22日 午後7時30分 放送予定)ページに記された宮崎駿の言葉だ。 庵野秀明が宮崎駿を師のひとりと仰いでいるのは有名だが、実際に師事した作品は意外に少ない。それでもこうした言葉が重く響くのは、宮崎と庵野の間に、ただ教え、教わるだけの師弟を超えた濃密な関係を感じるからだ。師弟であり、かつては仮想敵でもあったという2人の関係を、これまでの記事や発言をもとに紐解いてみよう。 先に、実際に師事した作品は少ないと記したが、主だったものとしては、庵野が巨神兵の原画を務めた『風の谷のナウシカ』(1984年)、庵野が主人公

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  • 新型コロナ「抗原検査キット」が、まさかの「大量廃棄」される事態になっていた(週刊現代) @moneygendai

    医療現場ではほぼ使われていない 「こんな検査正直、だれもやってないから、もうPCR検査だけでいいんですけど、そうはできない事情があるんですよ」(厚労省技官) いま厚労省が頭を悩ませているのが、大量に余った「抗原検査キット」の使い道だ。 その数は、なんと1250万セット。抗原検査とは、鼻腔などから採取した液を使い、新型コロナのウイルスを特徴づけるたんぱく質を調べるもの。 神戸大学病院感染症内科教授の岩田健太郎氏が解説する。 「抗原検査は、PCRに比べて3000〜6000円と安価で受けられて、10〜30分で結果が出る点は便利なのですが、正確さに欠けるのです。 抗原検査で『陰性』になっても、コロナにかかっていないとは言い切れない。確定診断を出すにはPCR検査をするしかなく、二度手間になるため、医療現場ではほとんど使われなくなりました」 需要が少ないとわかっていながら、なぜ、大量に不良在庫を作って

    新型コロナ「抗原検査キット」が、まさかの「大量廃棄」される事態になっていた(週刊現代) @moneygendai
  • 京都への原爆投下を主張したノイマンの「悪魔性」と「虚無感」(高橋 昌一郎)

    ロスアラモス国立研究所で原爆開発のための「マンハッタン計画」に参加することになった、最恐の天才フォン・ノイマン。人類史上初の核実験は大成功を収め、日への原爆投下は刻々と迫っていた――ノイマンの生涯と思想に迫った日発売の最新刊『フォン・ノイマンの哲学』の一部を特別公開します! 「爆縮型」原爆の設計 ロスアラモス国立研究所顧問として、ノイマンが中心になって推進したのが「爆縮型」原爆の設計である。これはノイマンが発見した重要な理論の一つだが、原爆の威力を最大限にするためには、落下後に爆発させるのではなく、上空でプルトニウムに点火させる必要があった。 そこでノイマンらが考えたのは、臨界点に達していないプルトニウムの周囲に32面体型に爆薬を配置して、一定の高度で爆薬に点火、その爆発の衝撃によってプルトニウムを臨界量に転化させる方式である。彼らは、この一連のプロセスを正確に制御するための複雑な数値

    京都への原爆投下を主張したノイマンの「悪魔性」と「虚無感」(高橋 昌一郎)