小学4年生の子をもつ家庭では、昨年末あたりに学校から、「お子様の幼少期の写真をもってきてほしい」「名前の由来を教えてほしい」といった宿題が課されたところも多いのではないだろうか。10歳の節目を祝う学校行事「2分の1成人式」に使うためである。個別の家庭事情に踏み込みすぎなど、一時期多くの批判が寄せられたが、現在も以前と同様の実践例や実践モデルが生み出されている。 ■2分の1成人式とは?「2分の1成人式」とは、10歳の節目を祝う小学校4年生の学校行事である。時期は1月から2月にかけて、保護者を招く盛大なイベントとして開催されることが多い。式では、2分の1成人証書の授与、合唱、呼びかけ、写真や作文の披露、手紙のプレゼント、記念撮影などがおこなわれる。感動をよぶ行事として、2000年代頃に各地に広がっていったと考えられる。 近年の全国的な実施状況としては、2018年の明光義塾による「子どもの学校行
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