2022年度の設計事務所決算は好調だった。一方で、人材不足を感じている会社は9割に及んだ。仕事の依頼があっても対応できる人材が確保できない状況だという。設計事務所にとって、人材確保は喫緊の課題だ。 今年の経営動向調査では、「人材」をテーマに質問した。まず「人材の不足・余剰感の状況」について。「不足感がある」(47%)と「どちらかといえば不足感がある」(44%)を合わせて91%に及んだ。「適正である」はわずか9%。「余剰感がある」「どちらかといえば余剰感がある」はゼロだった〔図1〕。 調査では「人材の不足・余剰感の状況」について尋ねた。「不足感がある」が最も多い47%、「どちらかといえば不足感がある」も44%で、合わせて91%に及んだ。自由意見では「人材不足で困っていること」を回答してもらった。吹き出しは、その一部(資料:日経アーキテクチュア)
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