こんにちは、一級建築士の八納啓創と申します。会社員の方から上場企業の経営者宅まで、住む人が幸せになる家をテーマにこれまで120件の家づくりの設計に携わってきました。 『日刊SPA!』では、これまでの経験を生かし、「これからの時代に必要な住まいの姿」をテーマにお伝えしていきます。 近年の円安やウクライナを取り巻く燃料問題などの影響で私たちの生活を圧迫することが増えています。特に光熱費の高騰はもっとも影響を受けているものの一つです。 この数年で一戸建ての家を建てた人のなかには光熱費の高騰分を予測せず、ギリギリの予算で住宅ローンを組んだ人も多く、住宅ローン破産に追い込まれそうになる人も出てきています。 光熱費をできるだけ軽減するために暖房代や給湯代を節約した結果、基礎免疫力が低下。体調を崩してしまい、医療費の負担が増え、財布から出ていくお金は減るどころか、どんどん増えるなど本末転倒な事態が起きて