印刷 4年松組に短期留学していた児童。後ろの手紙は女川第一小の2人(両端)が届けた。中央の児童は宮城県東松島市から短期留学していた=東京都町田市の玉川学園 東京都町田市の玉川学園小学部4年生の教室前に、35枚の手紙が張られている。それぞれに写真が付いていて、廃虚のような病院や家が根こそぎなくなった住宅地が写っている。 書いたのは、東日本大震災で被害を受けた宮城県女川町の町立女川第一小学校に通う4年生たちだ。 同級生の男女2人が、玉川学園の被災児童向け「短期留学」制度を使い、9月まで同校に通っていた。 女川の現状を東京の子たちに知ってほしい。女川一小の児童は、自分たちで撮った被災したまちの写真にメッセージを添えた手紙を書いた。そして、夏休みに帰省した2人に手紙を託し、2学期に玉川学園の4年松組に届けてもらった。 ある女の子は津波で多くの建物が流された場所にがれきが残る風景を撮った。